2020年の東京五輪・パラリンピックへのムードを盛り上げるため、羽田空港内のディスカバリーミュージアムで行われている「未来をつなぐレガシー展」(読売新聞社主催)は7日から、第5期「東京2020の追加競技」がスタートする。
1896年に行われた初めての近代オリンピック、第1回アテネ大会は、わずか9競技で開催されたが、2020年東京大会では史上最多の33競技が行われる。今回は、2016年8月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で追加が決まった野球・ソフトボール、空手、サーフィン、スケートボード、スポーツクライミングの5競技にまつわるユニホームや用具のほか、新聞記事などが展示される。
長嶋やダルビッシュのユニホームも
最も充実しているのは08年の北京大会以来、3大会ぶりに復活した野球にまつわるグッズ。04年のアテネ五輪を前に、病に倒れた長嶋茂雄監督モデルのユニホームが、一際目を引く。着脱しやすいよう、ユニホームのサイドにジッパーを特別に取り付けている。
そのほか、08年北京大会のダルビッシュ有投手(レンジャーズ)のサイン入りユニホームや、17年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で小林誠司捕手(巨人)が使用したバットが展示されている。このバットは、13年のWBCで活躍した巨人の井端弘和コーチが現役時代に使っていたものを譲り受けたもので、井端コーチの名前が入っているなど興味深い。
ソフト金メダルメンバーのサインボールも
野球と同じく3大会ぶりに復活したソフトボールでは、08年の北京大会で金メダルを獲得したメンバーによるサイン入りボールのセットも飾られている
空手では14、16年の世界選手権で連覇を果たした清水希容選手(ミキハウス)の道着や黒帯が見られる。そのほか、スケートボードやスポーツクライミング、サーフィンの様々な用具が飾られている。
また、パナソニックの協力で、光の点滅によりインターネットのリンク先を読み取れるLinkRayを体験できる。この技術を使うと、スマホからヨミウリ・オンラインの新競技紹介サイトに直接アクセスできる。9月3日までの期間限定。
さらに、トリックアートを使って、サーフィンやスポーツクライミングを行っているような写真が撮れるスポットもある。
ディスカバリーミュージアムは国内線第2旅客ターミナル3階にあり、P4駐車場連絡口の先にある。9月24日まで。開館時間は午前11時から午後6時半(土日祝は午前10時から)。入場無料。問い合わせは、同ミュージアム(03・6428・8735)へ。
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