マラソンやフットサルなど11種目
市民参加型のスポーツ交流イベント「ザ・コーポレートゲームズ東京2017アジアパシフィック」が11月3、4日の両日、東京都江東区や中央区などの湾岸エリアを中心に13会場で開かれ、約8000人の参加者がマラソンやフットサル、卓球など11種目で汗を流した。
職場ごとにチームを組んだ社会人を始め、友だち同士、家族ぐるみで参加ができるイベントで、1988年に米サンフランシスコで初めての世界大会が開催された。都内ではアジア太平洋地域の大会として、今年で4回目の開催。2020年東京オリンピック・パラリンピックとその先に向けて「元気、ニッポン!」プロジェクトを展開している読売新聞社が今年から後援に加わった。
3日に江東区の「夢の島競技場」で行われた開会式では、手嶋雅夫・実行委員会事務局長が「このイベントでは、一人一人がヒーローです。頑張ってください」と参加者を激励。続いて、リレーマラソンが行われ、スターター役を元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さんが務め、自身もレースに参加した。
エキシビションで車いす卓球
今年のイベントでは、参加した社会人同士、企業同士をより強く繋つなげる目的で、チームの団結力が試される「大縄跳び」が新競技として加えられ、試合前のリーダー同士の名刺交換も行われた。
また、パラリンピック競技への理解を深めてもらおうと、車いす卓球で東京パラリンピックへの出場を目指す茶田ゆきみさんが特別ゲストとして参加、中央区の晴海中学校で一般参加者を相手にエキシビション試合を行った。
参加者を前に茶田さんは、「パラリンピックのことをもっと知ってもらえるよう、私たち選手も頑張ります」とあいさつ。車いすと同じ目線を体感してもらおうと、パイプいすに座った健常者を相手に、見事なラケットさばきを披露した。
リレーマラソンに参加した都内に住む会社員(32)は、「最初緊張したが、真剣に楽しくみんなと一緒に走ることができました。チームの仲間と盛り上がることができて、楽しかったです」と笑顔で話していた。
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