元気、ニッポン!

「父子チャレンジアカデミー」今年度も7月から

2018年06月29日

#父子チャレンジアカデミー

TOKYO2020とその先へ向け、読売新聞がスポーツなどを通じて日本に活力を与える「元気、ニッポン!」プロジェクトのイベント「父子チャレンジアカデミー」が7月7日から始まる。このイベントに企画段階から参加している元陸上選手でスポーツコメンテーターの為末大さんに、スポーツを通した親子のコミュニケーションの大切さやイベントの魅力について語ってもらった。

「世界が広がる、理解が進む」為末大さん

スポーツを介して社会に対して何ができるかということをテーマに活動しています。自分自身の陸上選手としての経験を子供たちに伝える機会が多いのですが、子供たちと接するのは一時的。せっかくの出会いも、それきりになってしまうのではないかというジレンマを抱えていました。

子供たちに日常的に接しているのは親であり、学校の先生です。イベントではそうした大人たちにも自分の思いや考えを伝えていきたい。その点で、父子チャレンジアカデミーは理想的なイベントなんです。

実は走り方を教える時、子供にとっては少し難しい表現があるんです。そんな時に大人が横にいると、子供にアドバイスしてもらえ、理解が格段に進みます。

子供がいかに速く走れるかということより、「スポーツ」という非言語的な行為を通して親子がコミュニケーションを重ねていくことが、このイベントの大きな目的だと思っています。

また、親子で体を動かすだけでなく、体づくりの土台となる食生活について学ぶ食育プログラムが行われるのも貴重です。

このイベントでトップアスリートたちと身近に接することで、子供たちがそれまでの世界を少しでも広げてもらえたらと願っています。父子チャレンジアカデミーを、そうした機会を与えられる有意義な場にしたいと思っています。(談)

昨年度のプログラムで講師を務めた為末さん(上)と朝原宣治さん(下)が今年度も参加する
昨年度のプログラムで講師を務めた為末さん(上)と朝原宣治さん(下)が今年度も参加する

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